
2013.07.16
“夏の京野菜と鱧懐石”が始まります
~梅雨の雨水を飲んだ鱧はこの上なく美味だといいます~
『祇園祭』は『鱧祭り』というくらい、京都では、夏に鱧を
珍重いたします。
梅雨に入ったころから大文字の送り火までが鱧の旬と
言われ、京都の夏の風物詩として鱧料理がございます。
海から離れた京都に活きたまま入ってきた魚が
鱧。この生命力の強い魚に、昔の人たちは夏の暑い
時期不老長寿をみて食したのではないでしょうか。
先人たちは骨の多いこの魚を骨切りという方法で見事な
料理に仕立て上げました。
当家では今年も恒例の“夏の京野菜と鱧懐石”を始めさせて
いただきます。
ご家族での集まりに、また、お知り合いの方との会食に。
涼しいお座敷で、高野川を眺めながら、“鱧のおとし”や
“鱧しゃぶ”など鱧のお料理をお楽しみください。