創業以来の名物 麦飯とろろ汁
当館の創業は遡ること約440年前の安土桃山時代、
若狭街道(通称:鯖街道)の街道茶屋として、茶店を営み始めたのがはじまりです。
当時の旅人は今も名物となっている“麦飯とろろ”をかき込み旅路についたと言われております。
平八茶屋の“麦飯とろろ汁”は、街道茶屋であった創業当初から初代平八によって出されていたものだと言われております。
若狭街道(通称:鯖街道)を行き交う旅人は都より一里のこの茶屋で、しばしの休息後、“麦飯とろろ”をかき込んで、京をあとにしました。
江戸時代の旅行ガイドブック「拾遺都名所図会」の第3巻、山端(やまばな)の箇所には、“麦飯ちゃ屋”として記載されております。
また、同じく江戸後期の「浪花講定宿帳」には、“いも汁や 平八”としてその名が記載されております。
浪花講定宿帳
江戸時代の旅行ガイドブック「拾遺都名所図会」
-
壬生狂言でも演じられている平八茶屋の「とろろ汁」は、
創業以来の名物料理です。
上質の丹波産つくね芋を丹念にすりおろし、なめらかな口当たりに仕上げました。
温かい麦飯にかけて、お召し上がりください。
取肴 / 焚合 / 猪口三種 / 造り(二種盛) / 揚物 / 小吸物 / 麦飯とろろ汁 / 香物 / 水物
※弊店の麦飯は、山梨県産の押し麦と岡山県産の朝日米を使用しております。